クラウドファンディングとして利用されているMakuakeは、国内でも高い人気を誇るサイトです。1,000万円以上の資金調達を実現した事例が数多く紹介されるなど、人気と実績の両方で大きな成果を上げています。
この記事では、クラウドファンディングのMakuakeについて説明します。また、利用する際のメリットやデメリットも解説します。クラウドファンディングで資金調達をする側、クラウドファンディングを通じてお金を提供する側も、両方の視点で使いやすいのかこの記事で確認するといいでしょう。
Makuakeとは?
Makuakeは2013年に誕生しました。AbemaTVなどを運営するサイバーエージェントの系列会社としてサービスを展開し、2015年には一部のジャンルで国内第1位の資金調達を成功させるなど、知名度と利用者の拡大を続けています。
こうした拡大傾向に加え、サイバーエージェントが誇る宣伝戦略が成功し、クラウドファンディングの中でもトップクラスの利用者を誇るサイトとなりました。2019年にはマザーズに上場するなど、更なる拡大を今後も期待できるサイトとなっています。
Makuakeのメリットは?
Makuakeのメリットは以下の通りです。
・高い宣伝能力
・豊富な決済方法
・多くの利用者
これらのメリットがあります。サイトの知名度や企業の宣伝効果などもあり、クラウドファンディングを多くの人に知ってもらえる可能性があるサイトと言えます。
ここからはMakuakeのメリットについて詳しく説明します。
高い宣伝能力
Makuakeは高い宣伝能力が期待できるサイトです。サイバーエージェントが提供する宣伝方法に加えて、効果的な情報を拡散する方法を提供しているため、クラウドファンディングを知ってもらいやすいメリットがあります。
クラウドファンディングを希望する際、どれだけ魅力的な内容に仕上げたとしても、クラウドファンディング自体を知ってもらえないと投資は期待できません。Makuakeであれば、こうした投資に必要な情報拡散という部分を簡単に実施できるため、多くの人からの投資が期待できます。
実際にクラウドファンディングが成功している事例が数多く報告されているなど、初めてクラウドファンディングを利用する事業者にとっては非常に使いやすいサイトと言えます。
豊富な決済方法
Makuakeでは、豊富な決済方法を採用しています。現在採用している方法は以下の通りです。
・クレジットカード
・コンビニ払い
・銀行振込
・ペイジー決済
この決済方法を採用しています。2019年に一部の方法が削除されましたが、それでも決済方法は多く、色々な手法で支払いができるメリットがあります。
自分が支払いやすい方法を選び、Makuakeで決済ができるのは大きなメリットです。支払いやすい方法が見つけやすい点も、クラウドファンディングにとっては重要なものです。
多くの利用者
Makuakeを利用する最大のメリットは、サポーターとして出資している人が多いという点です。
Makuakeはメディア関連のクラウドファンディングを多く実施しており、映画などのコンテンツで多く利用されています。クラウドファンディングによって実施されている映画が数多く報告されるようになって以降、Makuakeを利用する人はさらに増えており、現在でも多くのクラウドファンディングで投資が実施されています。
利用者が多いという部分だけでもMakuakeを利用するメリットは大きいといえます。知名度の低いクラウドファンディングよりも出資されやすい可能性が高くなり、目標額到達の可能性も高まるでしょう。
Makuakeのデメリットは?
Makuakeのデメリットはあまり多くありません。ただ、唯一問題となるのが過去の実績等が確認しづらいという部分です。
Makuakeでは多くのクラウドファンディングが実施されているため、過去の利用歴や出資額等のデータが毎日のように更新されていきます。このデータ更新に支障をきたす観点から、一定量のクラウドファンディングが実施されると、過去のデータが削除される仕組みが採用されています。
その結果、Makuakeで過去に出資を受けたデータが確認しづらいというデメリットが発生しています。過去の情報などを確認したい人にとっては、やや使いづらいサイトかもしれません。
まとめ
Makuakeは、クラウドファンディングをこれから始めたい企業にとって、またクラウドファンディングに興味のある利用者にとって使いやすいサイトです。高い知名度と豊富なクラウドファンディングが用意されているため、好みのサービスを見つけられる可能性が高いのです。
ただ、クラウドファンディングで資金調達をする場合は、他の企業に負けないような説明や返礼品がなければ、出資されない場合もあります。Makuakeを利用する場合は、事前の準備もしっかりと実施したほうがいいでしょう。