TOEICパート5は空欄補充問題です。パート7と比べると文章量が圧倒的に少なく、一見簡単に見えますが、4択から正しい選択肢を選ぶのは決して簡単なことではありません。
TOEICパート5はTOEICリーディングパートで一番最初に解くパートです。パート5の出来や時間内に解けるかどうかは、パート6・7にも影響します。
そこで本記事では、以下の内容について解説します。
- TOEICパート5の問題形式は3つ
- TOEICパート5を解く際の注意点
- TOEICパート5対策におすすめの教材
TOEICパート5に関する正しい知識を身につけて、TOEICスコアアップを目指しましょう。
TOEICパート5の問題形式は3つに分かれる
TOEICパート5は、空欄補充問題です。全部で30問出題されます。TOEICパート5の問題は以下の3つの形式に分けることができ、それぞれの形式の特徴を理解することが、TOEICパート5攻略のカギです。
- 語彙問題
- 文法問題
- 品詞問題
語彙問題
語彙問題では、選択肢4つにそれぞれ全く別の意味を持つ単語が並んでいます。単語の意味を知っていなければ、正解できません。4つの単語の意味が全てわかるのがベストですが、4つとも意味がわかることは稀でしょう。その場合は確実に違う選択肢のみを削除していき、消去法で問題を解いてください。
選択肢をみて語彙問題の場合は、空欄の前後だけで回答を選ぶことはできません。文頭から流し読みして、最も意味が通る選択肢を選びましょう。
語彙問題の正答率を上げるには、単語学習をして語彙力を増やすしかありません。
文法問題
文法問題では、過去形・過去進行形・現在完了形のように文法だけを変えた単語が選択肢に並んでいます。空欄の前後をみて文法的に適切な選択肢を選びましょう。
例えば”〜is ()〜.”となっている場合空欄に入るのは”play”ではなく”playing”ですよね。これは上記の例のように空欄の前後だけ見れば分かるはずです。
選択肢を見て、文法問題だと分かった上で問題に臨むことで、回答時間を大幅に節約できます。
品詞問題
品詞問題も文法問題の一種で、解き方は同じです。選択肢には、以下のように品詞が違う単語が4つ並んでいます。
- supply
- supplier
- supplement
- supplication
空欄の前後を見ればどの品詞が入るか分かるので、文法問題同様に、短時間で回答できます。
語彙問題はどうしても文章全体を読まなければなりません。文法問題と品詞問題で時間を稼いで、語彙問題を解く時間を確保することが大切です。
文法問題と品詞問題は一度理解してしまえば、解けるようになります。間違えた問題は時間をかけて、どのような文法が使われていたのか確認しましょう。
TOEICパート5を解く際の注意点
TOEICパート5を解く際は、以下の3つの注意点に気をつけましょう。
問題がどのタイプか把握する
TOEICパート5を解く時は、問題文を読む前に選択肢に目を通しましょう。選択肢に目を通すことで、語彙問題・文法問題・品詞問題どの形式の問題かが分かります。
問題パターンを知った状態で問題文に目を通すことで、時間の無駄をカットできます。問題パターンは選択肢を見て1秒で分かるレベルになるまで訓練しましょう。
空欄の前後しか読まない
文法問題と品詞問題の場合は、空欄の前後しか読む必要はありません。空欄の前後しか読まなくてもほとんどの問題は解けます。
空欄の前後しか見ずに問題を解くと、不安になって全文に目を通したくなります。その気持ちは分かりますが、問題演習の時から空欄の前後しか見ずに解く練習をしましょう。
しかしどうしても空欄の前後だけではわからない時は、他の箇所も見て構いません。しかしその場合、文頭からチェックするのではなく、空欄の周りから徐々に目を通す範囲を広げてください。
制限時間は1問20秒
TOEICパート5は、1問20秒で解きましょう。1問20秒で全30問なのでパート5に合計で10分間費やすことになります。
TOEICでは時間配分を守ることが最も大切です。なぜならTOEICはマーク式の試験で、マークシートを埋めることさえできれば、正解の可能性があるからです。
1問20秒以上かかりそうな時には、諦めて次の問題に進むことも立派な作戦のうちです。もしくは文法問題や品詞問題で時間を節約して、その分難しい問題に時間をかけるのも良いでしょう。
普段のTOEIC対策からタイマーや時計を活用して、1問20秒で解く練習をしましょう。他パートも含むTOEICの時間配分については、以下の記事で解説しています。
関連記事:TOEICスコアは時間配分で大きく変わる!秒単位で解説
TOEICパート5対策にはスタディサプリTOEICがおすすめ
TOEICパート5対策にはスタディサプリTOEICという教材がおすすめです。スタディサプリTOEICは月額2,780円〜でTOEIC対策ができるサービスです。参考書ではなく、アプリやウェブから利用できます。
パート5の制限時間は1問20秒ですが、スタディサプリTOEICはスマホを出してすぐに学習を開始できるので、数分の空き時間があれば、TOEICパート5の問題をいくつか解けます。
スタディサプリTOEICはテレビCMでも頻繁に流れているので、知っている方も多いかもしれません。
スタディサプリTOEICで学べるコンテンツは以下の通りです。
- パーフェクト講義
- パーフェクト講義(英文法編)
- TEPPAN英単語
- 実践問題集
- 基礎英文法
- 基礎英単語
- 1分クイズ
無料体験を受講してみると分かりますが、半年かけても全てのコンテンツを学習できないほど、コンテンツ量が豊富です。
スタディサプリTOEICの中でも特に人気なのが「神授業」でおなじみ関先生の講義動画です。
一人で参考書を読んでもなかなか解決できなかったTOEICのポイントが分かりやすく解説されています。
スタディサプリTOEICに関する詳細は、以下の記事で解説しています。
関連記事:スタディサプリTOEICは効果ないは嘘!効果が出る人出ない人の特徴を解説
スタディサプリTOEICなら問題量が豊富
TOEICパート5対策では、問題量を多くこなすことが大切です。パート5は1問20秒で解き終わってしまうので、パート5対策用の参考書を購入してもすぐに解き終わってしまいます。
しかしスタディサプリはコンテンツ量が豊富です。解き切れないほどの問題が収録されています。
また間違えた問題だけを自動でまとめてくれるので、復習も効率的に行えます。
スタディサプリTOEICは7日間の無料体験を行っています。少しでも興味がある方は、無料体験を試してみてください。
まとめ
TOEICパート5対策や注意点、おすすめの教材について解説しました。TOEICパート5はリーディングパートの中でも簡単なパートです。またパート5が解けるようになれば、似た問題形式のパート6にも応用できます。
ぜひ本日のTOEIC対策から、この記事で解説したことを実践してみてください。