相手に伝わるプレゼン構成を作る!おすすめのフレームワーク6選

プレゼンテーションは、ビジネスパーソンの必須スキルです。

皆さんは、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか?

プレゼンテーションと言っても、どうやって作ったら良いかわからない

実際にやってみたけれど、自分のメッセージがなかなか相手に伝わらない

毎回プレゼンテーションを作るのに時間がかかり、効率的な方法を知りたい

もし、該当する項目が一つでもあれば、ぜひ本記事をお読みになってください。

プレゼンテーションには、効果を高めるためのポイントやフレームが存在します。

これらを上手く活用することで、あなたのプレゼンテーションは劇的に相手に伝わりやすくなります。

加えて、レゼンテーションの作成を効率化でき、作業時間を短縮できるというメリットもあります。

本記事では、プレゼンテーションを作る際の重要なポイントと、効果的なフレームを6つご紹介します。

最後までお読みいただき、ワンランク上のプレゼンテーションを効率よく作成できるようになりましょう。

目次

プレゼンテーション作成のポイント

はじめに、プレゼンテーション作成時の基本的なポイントをご説明します。

それは、「相手」「中身」「目的」の3要素を明確にする、ということです。

それぞれの要素について、解説していきます。

相手

あなたがプレゼンテーションを行う相手はどんな人なのか?を明確にします。

例えば、以下のような要素を考えていきます。

・年齢

・性別

・社内 or 社外

・役職(社長、部長、担当者、、、など)

・性格(勢いで進めるタイプ、データを元に慎重に進めるタイプ、、、など)

・心理(プレゼンテーション当日までの経緯を踏まえて、どのような心理状態にあるのか)

このようにプレゼンテーションの相手を具体的にイメージすることで、相手を理解することに努めます。

相手の立場でプレゼンテーションを構成することで、内容が伝わりやすくなります。

中身

あなたのプレゼンテーションを通して何を伝えたいのか?を明確にします。

この点がぶれてしまうと、プレゼンテーション全体のクオリティが低下します。

「で、何が言いたいの?」とならないように、自分の中で強く意識しておきましょう。

目的

プレゼンテーションを通して、相手にどのようなアクションを起こして欲しいのか?を明確にします。

シーンによって、上司の稟議承認、お客様のサービス購入など、様々な目的がありますよね。

目的が定まっていないプレゼンは、ゴールのないマラソンと同じようなものです。

ひとまず走り出したとしても、途中でどうすれば良いのか、わからなくなってしまいます。

必ず、プレゼンテーションの目的やゴールを明確化した上で、プレゼンテーションを作成していきましょう。

上記でご紹介したポイントは、どんな内容のプレゼンテーションにも共通して使えます。

プレゼンテーションを作るときは、必ず意識して構成を検討するようにしてください。

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すぐに使える!効果的なフレーム6選

上記のポイントを押さえたら、いよいよプレゼンテーションを作成していきます。

ただ、わかりやすい構成で資料を作るのは難しいですし、時間もかかりますよね。

そこで、相手にメッセージを伝わりやすくするためのフレームをご紹介します。

このフレームを活用することで、高品質なプレゼンテーションを効率よく作成することができます。

一度覚えてしまえば、難しい内容ではありませんので、ぜひ習得しましょう。

SDS(どんな内容にも応用できる!)

SDSは以下アルファベットの頭文字です。

S:Summary全体の概要を伝える
D:Detail詳細を伝える
S:Summary全体のまとめをする

SDSの文例

Summary(全体概要)

本日はメールマーケティングの効果を最大化するためのポイントをお伝えします。

Detail(詳細説明)

メールマーケティングにおいては、以下3つの観点から考えることが重要です。

1.ターゲット(読み手の具体的な属性)

2.コンテンツ(相手の興味を惹きつけるメール件名や本文)

3.顧客の導線(メール配信後、顧客にどのようなアクションを求めるか)

それぞれを具体的に説明すると・・・・

Summary(全体まとめ)

以上のように、メールマーケティングの効果最大化のためには、3つのポイントを抑えることが重要である、ということをお伝えしました。

SDSのメリット

SDSのメリットは、はじめに概要を話すことで「これから何を話すのか」を相手にイメージしてもらうことができる点です。

こうすることで、相手が自分の話を聞いてくれる体制を作ることができます。

加えて、最後のまとめで要点を繰り返すことで、最も伝えたいポイントを相手の心に印象深く残すことができます。

PREP(説得力を持たせたいならこれ!)

PREPは以下アルファベットの頭文字です。

P:Point結論を伝える
R:Reason理由を説明する
E:Example具体的な例を挙げる
P:Point結論を繰り返す

PREPの文例

Point(結論)

メールマーケティングで最も重要なのはコンテンツです。

Reason(理由)

何故なら、お客様がアクションを起こすかどうかを決めるのは、メールの本文だからです。

Example(事例)

先月、全く同じターゲットに異なるコンテンツでABテストを実施したところ、受注数は倍以上の差がありました。

Point(結論)

上記より、メールマーケティングで最も重要なのはコンテンツだと言えます。

PREPのメリット

PREPもSDSと同様に結論を繰り返すことで、伝えたいポイントを強調することができます。

また、途中でExample(事例)を盛り込むことで、言葉に説得力を持たせることができる、というメリットもあります。

FABE(セールスシーンで大活躍!)

FABEは以下アルファベットの頭文字です。

F:Feature特徴を伝える
A:Advantage優位性を伝える
B:Benefit相手目線での利益を伝える
E:Evidence証拠を示す

FABEの文例

Feature(特徴)

弊社セキュリティ製品の特徴は、ウイルス侵入後の振る舞い検知です。

Advantage(優位性)

他社のセキュリティ製品は、ウイルスの侵入自体を防ぐための機能しか付いていません。

侵入後のセキュリティまでカバーしているのは、弊社のサービスのみになります。

Benefit(利益)

振る舞い検知の機能により、万が一ウイルスが社内ネットワークに侵入しても被害を最小限に抑えることができます。

Evidence(証拠)

事実、先月末に某製造業様でウイルス感染が確認されましたが、振る舞い検知による早期発見により、ウイルスの感染拡大を抑えることができました。

FABEのメリット

FABEは主にセールスシーンで活用されるフレームです。

競合との差別化ポイント顧客の具体的なベネフィットを伝えて、相手を話に引き込みます。

最後に証拠を示すことで、プレゼンテーションに説得力を持たせることができる点も大きなメリットです。

BEAF(まずは聴き手を惹きつける!)

BEAFは以下アルファベットの頭文字です。

B:Benefit相手目線での利益を伝える
E:Evidence証拠を示す
A:Advantage優位性を伝える
F:Feature特徴を伝える

BEAFの文例

Benefit(利益)

弊社セキュリティ製品の導入により、万が一ウイルスが御社ネットワークに侵入しても、被害を最小限に抑えることができます。

Evidence(証拠)

事実、先月末に某製造業様でウイルス感染が確認されましたが、振る舞い検知による早期発見により、ウイルスの感染拡大を抑えることができました。

Advantage(優位性)

他社のセキュリティ製品は、ウイルスの侵入自体を防ぐための機能しか付いていません。

侵入後のセキュリティまでカバーしているのは、弊社のサービスのみになります。

Feature(特徴)

このように弊社製品の特徴は、他社にはない振る舞い検知の機能になります。

BEAFのメリット

BEAFは、先ほどのFABEと同じ項目で構成されており、FABEの各項目の順番を入れ替えたフレームになっています。

冒頭に相手目線での利益を伝えることで、相手が話を聞いてくれる姿勢を作ることができる」というメリットがあります。

TAPS(相手の問題意識を喚起する!)

TAPSは以下アルファベットの頭文字です。

T:To Be相手の理想を伝える
A:As Is相手の現状を伝える
P:Problem相手の課題を伝える
S:Solution解決策を伝える

TAPSの文例

To Be(理想)

プレゼンテーションを上手に作れるようになりたい、というのは誰もが感じていることです。

As Is(現状)

しかし、何から手を付けて良いのかわからず、作業を始めても時間がかかってしまう、という方も多いと思います。

Problem(課題)

その主な理由は、プレゼンテーション作成に必要な最低限のフレームを理解していないからです。

Solution(解決策)

まずはプレゼンテーションのフレームを勉強して、基本的な構成を理解しましょう。

TAPSのメリット

TAPSは、相手に目的意識や課題意識を持ってもらうためのフレームです。

聴き手の意識喚起に繋がるため、相手があなたの提案を受け入れやすくなる、というメリットがあります。

相手の課題や目指すべき姿が明確になっている場合は、非常に高い効果を期待できます。

PASONA(ライティングにも便利!)

PASONAは以下アルファベットの頭文字です。

P:Problem問題提起をする
A:Affinity親近感を持たせる
S:Solution解決策を伝える
O:Offer提案する
N:Narrow down絞り込みをする
A:Action行動を後押しする

PASONAの文例

Problem(問題提起)

皆さんはプレゼンテーションが上手く作れない、と悩んでいませんか?

Affinity(親近感)

私も社会人3年目までは、プレゼンテーションの作り方がわからず、いつも悩んでいました。

Solution(解決策)

しかし、フレームの使い方を覚えてから、プレゼンテーションが効率的に作れるようになりました。

Offer(提案)

皆さんもプレゼンテーションのフレームを理解するために、この記事を読んでみてください。

Narrow down(絞り込み)

この記事の存在を知った皆さんだからこそ、プレゼンテーションの悩みを解決できるチャンスです。

Action(行動)

URLを記載しておきますので、ぜひお読みになってください。

PASONAのメリット

PASONAは、相手の気持ちや状況に寄り添った形で構成されているフレームです。

はじめに問題提起をした後に親近感を感じてもらうことで、相手の聞く姿勢を作ることができます。

また、PASONAはプレゼンテーションに限らず、ライティングでも活用できるため、幅広いシーンで活躍してくれます。

さいごに

いかがだったでしょうか。

本記事では、プレゼンテーション作成のポイントと効果的なフレームをご紹介しました。

フレームを活用することで、プレゼンテーションが苦手な人でも効率よく作業を進めることができます

そこまで難しい内容ではありませんので、本記事を繰り返し読んで、しっかりマスターしてください。

意識的にフレームを利用することで、そのうち無意識にできるようになります。

そうなると作成もスムーズになり、プレゼンテーションの準備がとても楽しくなりますよ!

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