コインランドリーは自宅に洗濯機がない人や、洗濯機が壊れた人が使うものというイメージを持っていませんか?
実は自宅に洗濯機があっても、コインランドリーを使うという方がドンドンと増えています。
最近、街で新しいコインランドリーが作られているのを見かけた方もいるのではないでしょうか。昔と違って、明るくてオシャレな外観のコインランドリーも増えており、女性も安心して使える場所が多くなっています。
そこで、今回は最新のコインランドリー事情と、便利な使い方や気になる費用を解説します。
最近、コインランドリーが注目を集めている理由とは?主なユーザとは?
コインランドリーが増えている=使う人が増えているのが、最近の傾向です。
では、どのような点が人気を集めているのでしょうか?
家事を時短したい、貯まった洗濯物を一気に洗濯したい人が増えている
仕事をしている女性が増え、いやま全世帯の半数が共働きとなっており、共働き世帯の割合は年々増加しています。同時に、家事に割り当てることが出来る時間は20年前と比べて約1時間減っていると言われています。
最近は『時短』という言葉が良く聞かれるように、いかに家事を効率よく済ませるかということに注目が集まっています。
コインランドリーには大容量の洗濯乾燥機が備わっているため、平日にためてしまった洗濯物を一気に片づけることができます。
自宅に洗濯機がある人でも、コインランドリーを上手に活用することで家事の時短につながります。
清潔志向が増えた!?ダニ対策にも有効な乾燥機で布団を洗う人が増えている
『ハウスダスト』という言葉を耳にするようになりました。アレルギーの原因にもなるということで、特に小さな子供のいる家庭では気にしている方が多いのではないでしょうか?
ハウスダストはダニの死骸やフンが多く含まれていることから、ダニ対策の商品が多く販売されています。
昔は布団を干して、たたくことでダニを駆除できると考えられていましたが、ダニを駆除するには60℃が必要と言われているため、大きな効果が得られないことが分かってきました。(ただし、湿気を防止することでダニの繁殖を防ぐ効果はあります)
コインランドリーのガス乾燥機はダニを退治できる温度まで、洗濯物を温めることができますので、繁殖したダニを駆除することが出来ます。
家庭用洗濯で布団を洗うのは大変です。
付着した汚れや汗だけでなく、ダニ駆除もできるので、身の回りを清潔に保ちたいという方にはオススメです。
外で洗濯物を干したくないけど、部屋干しはちょっと避けたい!?花粉やPM2.5が気になる人が増えている
花粉が飛び交う季節に、洗濯物を外に出したくないという方が多くなっています。
最近ではPM2.5というキーワードに注目が集まっているように、花粉症の方以外でも外干しを避けたいと考える方が増えてきました。
九州や中国地方など一部地域では中国から黄砂が飛来し、外に干していた洗濯物が埃っぽくなることもあるようです。
自宅に乾燥機がない人は、コインランドリーを利用することで外干しを避けることができます。
靴専用の洗濯機、乾燥機など、用途に合わせた設備が用意されている
子供はなぜか水たまりや、泥があると入りたがります。
梅雨時期に靴を汚されると、なかなか乾かず、困ることがありませんか?
大人でも意図せず靴を濡らしてしまい、早く乾かしたいと思うことがありませんか?
最近のコインランドリーには靴専用の乾燥機や洗濯機が設置されていることがあります。
靴は自分で洗って、乾燥だけ使用する方も多くいるです。近所に靴の乾燥機があるコインランドリーがあると、雨の多い季節に大活躍です。
ネットから空き状況や、洗濯の完了が分かる「IT化」が進んでいる
最新の設備が導入されているコインランドリーでは、Webサイトで空き状況を事前に確認できたり、洗濯や乾燥の完了が分かるようになっています。
コインランドリーに行ってみると埋まっていて使えなかったという経験がある方も、今はWebサイトで確認できることがありますので、近くのコインランドリーを調べてみてください。
完了を知らせてくれるサービスもあれば、完了まで自宅に戻ってほかのことをしたり、近所で用事を済ませることができるのでオススメです。
コインランドリーで洗えるものとは?家庭では大きくて洗えないものは洗えるのか?
コインランドリーには大きな洗濯機、乾燥機があります。
一般的な家庭用の倍以上のサイズがありますので、家庭用洗濯機では洗うことが難しいものも、コインランドリーの洗濯機であれば洗うことが可能です。
洗濯機と乾燥機の種類とは?
一般的なコインランドリーには、以下のような設備が備わっています。
- 大型ドラム式洗濯機
洗濯物を入れるだけで洗剤や柔軟剤を自動投入し、綺麗に洗濯してくれます。
最近は電解水やオゾンを使って、除菌までしてくれるタイプがあります。 - 大型ガス乾燥機
大きなドラムとガスの力で、素早く、ムラなく乾燥します。
ドラムが大きいことで洗濯物が絡まったり、シワになることを防ぐ効果もあります。 - 大型洗濯乾燥機
洗濯と乾燥を1台で行うことが出来ますので、入れ替える手間が省けます。
洗濯物を入れると、洗剤や柔軟剤を自動投入し、乾燥までが全自動で行われます。
主には3つのタイプがあります。
洗濯だけ使用し、自宅で天日干ししたい方には大型ドラム式洗濯機のみの使用がオススメです。
反対に自宅で洗ってきて、乾燥だけ使用する方には大型ガス乾燥機がオススメです。
洗濯している間に別の用事がある人には大型洗濯乾燥機をオススメします。大体60分~90分ほど時間がかかりますので、その間に自宅に帰ったり、買い物を済ませることが出来ます。
ただし、
洗濯中の予定と費用のバランスを考えて、最適な設備を選ぶと良いでしょう。
一度に洗える洗濯物の量と費用は?サイズごとの特徴と一緒に解説
コインランドリーで使われている一般的なサイズをもとに、一度に洗うことが出来る量をまとめてみます。
なお、一般的な洗濯物の重さは以下の通りです。
衣類(シャツ、下着、靴下など) | 1人あたり1.5kg (4人家族で6kg) |
バスタオル・シーツ | 0.5kg |
ベッドカバー・布団カバー・タオルケット | 1kg |
夏かけ布団・カーテン | 1.5~2kg |
アクリル毛布(市販されている毛布類) | シングル 3kg、ダブル 6kg |
カーペット、こたつ布団 | 5kg~ (サイズによる) |
費用も安い、小型機(12kgまで)
洗濯・乾燥ができるタイプでは4Kg~8Kgまで、洗濯のみであれば12kgまでが、小型機に分類されます。
一般家庭の洗濯物であれば、ベッドカバーやシーツを加えても一度に対応できる量です。
アクリル毛布などを洗う場合には、シングルで2枚、ダブルで1枚なので、他にもシーツ類やカバーなどを洗いたい場合には量が不足しますので、自宅の洗濯機の代わりに使うというイメージのほうが良いかと思います。
その代わり、費用はとても安く、洗濯だけであれば300円~400円程度、乾燥込みでも600~900円程度とリーズナブルです。
コストパフォーマンスが良く、使い勝手の良い、中型機(22kgまで)
洗濯・乾燥ができるタイプでは8Kg~15Kgまで、洗濯のみであれば22kgまでが、中型機に分類されます。
一般家庭の洗濯物であれば、衣替えの大量な洗濯物にも対応できます。家庭用洗濯機の2倍の量が洗えるとイメージすれば良いでしょう。
ベッド2台分の寝具(ベッドカバー2枚、タオルケット2枚、アクリル毛布2枚)で12kgなので、洗濯・乾燥タイプでも対応できます。
費用は大体、洗濯だけであれば400円~600円程度、乾燥込みで800~1500円程度となっており、コインランドリーを使う際には使用頻度が高いサイズになります。
こたつ布団やカーペットなどの大物や、季節変わりに活躍する、大型機(
洗濯・乾燥ができるタイプでは15Kg~22Kgまで、洗濯のみであれば32kgまでが、大型機に分類されます。
一般家庭の洗濯物を洗うというよりは、こたつ布団やカーペットなど、自宅の洗濯機で洗えない大物を洗濯する際に使用する方が多いと思います。
コインランドリーに設置されている台数自体が少ないので、事前に近所のコインランドリーを調べたほうが良いでしょう。
ダニが気になる「こたつ布団」は10kg以上の重さの場合があるので、中型機だと乾燥まで対応できないケースがあります。春が来て片付ける前に、汚れとダニを綺麗にしてから収納すると、次のシーズンも気持ちよく使うことが出来るでしょう。
費用は大体、洗濯だけであれば600円~800円程度、乾燥込み1200~1800円程度となっており、それなりに高い値段となっています。
しかし、布団クリーニングなどを利用すると、1回に4000円かかるケースもありますので、コインランドリーを使用したほうがコストパフォーマンスは高いです。
コインランドリーはさらに便利に進化していく
コインランドリーの「IT化」が進んでおり、”コイン”ランドリーなのにクレジットカードやIC決済が可能なところも増えています。
今後はPayPayなども普及していくとみられており、”キャッシュレス”ランドリーになる日も近いかもしれません。
他にも、カフェと併設していたり、無料のコーヒーサービスが行われていたり、無料Wifiとデスクが用意されていて、ちょっと仕事ができる空間があるなど、様々な工夫を凝らしたコインランドリーが増えています。
新しいコインランドリーもドンドン増えていますので、ぜひ自宅の周りに便利なコインランドリーがないか、探してみてください。