弁理士は、特許法等を代表とする「知的財産法」を取り扱うことが出来るエキスパートであり、産業財産権(工業所有権)に関する手続きなどの業務として代理することができる国家資格を持っている者をいいます。
弁理士が主に扱っている「特許出願」の件数は、2020年まで下がり続けていたため、資格取得希望者も減少傾向にありました。
しかし、2021年は増加傾向を示し、海外からの特許出願は年々増加しています。
経済のグローバル化や国際的な特許保護の機運から、特許を適切に取得する動きが強まっています。
プロパテント政策に力を注ぐことが日本経済再生のカギとなるとも言われています。
「プロパテント政策」とは、知的財産権取引の活性化、創造型技術開発の促進、新規産業の創出、ひいては科学技術創造立国の実現を目的とする政策。「創造」、「権利設定」、「権利活用」という知的財産権に関する「知的創造サイクル」を強化・加速化することで、技術開発に要した投資の迅速かつ十分な回収が可能となる。「プロパテント政策」推進のための課題として、権利取得の早期化、広く強く早い救済措置の実現、知的創造の加速化のための環境整備があげられる。
産学連携キーワード辞典:http://www.avice.co.jp/sangaku/skwd0337.html
この記事では、「知的財産」に関する業務を取り扱うことができる「弁理士」について解説します。
弁理士を取得することで出来る仕事やメリットとは?
弁理士に求められる業務内容とは?
弁理士は、知的財産法を取り扱うスペシャリストです。
主な仕事内容は、法人企業や個人事業者から依頼を受けて、新規の発明品などの知的財産権を申請することです。
一般的に聞く言葉として「特許出願」というものがありますが、他にも「意匠登録出願」など、様々な申請や手続きを特許庁に対して行います。
また、特許権の侵害などの知的財産権を巡る様々な紛争を解決することも、弁理士の需要な仕事内容です。
産業財産権の取得や産業財産権の紛争解決のほかに、取引関連業務やコンサルティング業務に取り組まなくてはなりません。
ちなみに、産業財産権の取得に関しては弁理士のみの独占業務となります。
弁理士の業務内容
このように弁理士は「知的財産」に関する業務を独占して行える重要な資格ですが、プロパテント政策の先進国であるアメリカと比較すると、日本は知的財産権の専門家である「弁理士」の人数が圧倒的に不足していると言われています。
そのため、今後ますます「弁理士」のニーズが高まっていくと考えられます。
弁理士を取得するメリットとは?
弁理士の資格を取得する最大のメリットは、高い年収を得る確率が高くなることです。
弁理士の年収については、平均すると約700円前後と言われていますが、若くして高収入を得ることが出来ることから、一般的なサラリーマンよりは、高い年収が見込まれる職業です。
弁理士の中には、独立や開業をして自分の事務所を構える人も少なくありません。
自分の事務所を立ち上げれば、1000万円以上の収入を得ることも可能となります。実力や営業力などが伴っていれば比較的稼ぎやすい職業です。
専門知識や経験を活かして、たくさん稼ぐことが可能です。
また、自分のライフスタイルや希望に合わせた働き方ができることも、弁理士の資格を取得するメリットの1つです。
企業の社員として就職や転職することもできますし、法律事務所や研究機関で働くといったことも可能です。
さらに、独立開業して自分のオフィスを構えるという選択肢もあります。
弁理士の仕事を通して、出会いが広がったり、キャリアアップのチャンスが広がりやすくなるでしょう。
弁理士の資格は、就職や転職活動時のアピールポイントにもできます。採用する企業側も有資格者を積極的に採用したいと考えているからです。
この資格を取得すれば、人生が大きく変わるきっかけとなるかもしれません。
弁理士の試験難易度は高くない?受験方法とは?
弁理士の試験難易度と勉強時間
弁理士は、難易度が高い国家資格です。そのため、確実に合格を狙うためには、しっかりとした学習スケジュールを立てておいた方がよいでしょう。
学習方法はテキストを使った独学や専門スクールへ通うといったやり方があります。
独学はコツコツと努力ができる人に向いている学習方法といえます。
自力での勉強に限界を感じたり、もっと効率よく合格を狙いたいのであれば専門スクールへ通うのも手です。
弁理士の資格を取得するのに必要な学習時間は、2,000時間から3,000時間程度といわれています。長期間の勉強が必要となりますので根気よく進めていった方がよいでしょう。
弁理士は難易度が高い国家試験ということもあり、合格率は非常に低い数値となっています。
短答式試験の合格者は、全体の10から20パーセントほどしかありません。
論文式試験の合格率は25パーセントとなっています。
ちなみに、口述試験では90パーセント近くが合格していますので、口述試験まで進むことができれば合格の可能性が高くなります。
なお、2021年度の最終合格率は僅か6パーセントでした。100人の受験者がいてもたったの6人しか合格できないのです。
他の国家試験と比較しても、非常に難しい試験となっています。
弁理士の受験方法とは?
弁理士の試験方法は、短答式試験と論文式試験と口述試験が実施されます。
試験の申し込みは、インターネットや郵送での請求のほかに専用窓口で願書を直接交付してもらう方法などがあります。
都合の良い方法を選んで、お申し込み手続きを行ってください。
受験料は1万2,000円です。この金額分の特許印紙を購入しておき願書へ張り付けてから提出します。
短答式試験は東京や大阪や福岡のほか、仙台や名古屋などの地域で開催されます。
論文式の試験会場は東京と大阪のみです。口述試験は東京のみの開催となっています。
原則的として、後から受験地の変更はできません。願書を提出する際に、受験会場の希望地を間違えないように記入してください。
体系的に学び、過去問に取り組むのが資格取得の近道!
弁理士試験の難易度でご紹介した通り、まずは合格率約10%の筆記試験を突破することが肝心です。弁理士試験では「短答式試験」と「論文式試験」があるため、それぞれに適した試験対策が求められます。
短答式試験では、手続きの流れと条文を理解することが重要です。
論文式試験は、よく出題されるパターンがあります。この出題パターンの理解こそが、論文式試験攻略の近道です。
2つの筆記試験に向けて、必要な法律や注意すべきポイントを体系的に学ぶことが合格への近道でもあり、弁理士の資格を活かした仕事に就くために必要なことでもあります。
そのため、短期で合格したい人にはオンライン学習がオススメです。
手持ちのスマートフォン、PC、タブレットで学べるため、通勤時間、 移動時間、昼休み、待ち時間、就寝前後など、ちょっとしたスキマ時間で勉強できるので忙しい方にも最適です。
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受講生合格率約30%を誇る「アガルート」
オンライン講座としては非常に高い合格率を誇っているのが「アガルート」です。
筆記試験の合格率は約10%ですが、アガルートでは30%の方が合格をつかみ取っています。
スタディングと異なるのは、オンライン講座とテキスト学習を組み合わせた「ハイブリット型」の講座であることです。
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知的財産のエキスパート「弁理士」
知的財産の取得や、紛争の解決、コンサルタント業務など、知的財産に関する業務を一手に引き受けることが出来るのが、唯一の国家資格である「弁理士」です。
日本経済再生のカギとも言われている「知的財産」に関する知識を身に着け、「弁理士を取得」することで、新たなキャリアにチャレンジしてみてください!